プレミックスタイプのノンブリーディング充填材TM300zero

液に近い流動性・ノンブリーディング・低発熱性・耐水性・低比重の理想的な充填材!

TM300zero

TM300zeroの特長

  1. 一体型のプレミックスタイプ
    練り水と本製品を混合撹拌するだけで常に安定したモルタルが出来上がります! ⇒エアー量の確認調整が不要で管理が容易に。
  2. CB(セメント・ベントナイト)液に近い流動性 流動性が良く、圧送性に優れています!
    ⇒⾧距離圧送・狭小部への充填が可能。
  3. ノンブリーディング
    CB液では不可能であった、ノンブリーディングを実現! ⇒充填後の空隙処理が不要。
  4. 低発熱性
    主成分が高炉スラグからなっており、硬化水和熱の発生を抑制!
  5. 耐水性
    管内の残水に対して、希釈されにくい性質を有していま す! 材料分離が非常に少なく、水中での材料拡散をほとんど生じません! ⇒管内の水抜き作業の省略化が可能。
  6. 低⽐重材料
    CB液に少量のエアーが混⼊することで、固化体の重量が軽減されます。 ⇒CBのメリットとエアーのメリットを有する。
  7. 環境に配慮
    主成分として高炉スラグを使用する事で、リサイクル性に優れ、土壌汚染の問題となる六価クロムの溶出も規格値 以下となり、重金属類も環境基準値以内になっています。

注入状況

配合例

TM300zero
(kg/m³)

(kg/m³)
練上り量 (リットル) 生比重 プレパクトフロー値
(秒)
設計圧縮強度
σ28(N/mm² )
60( 3袋×20 ㎏) 156 200 1.08±0.06 9.0~14.0 1.0以上
300(15 袋×20 ㎏) 780 1,000

帯水状況下への打設

管内に帯水がある残置管閉塞を行う場合、は一般的な注入材と異なり耐水性に優れているため、水に希釈されにくく、物性の著しい低下や材料ロスを抑える事が可能です。 エアモルタル セメントベントナイトを、それぞれ透明管内の水中に、トレミー管を利用し打設し比較してみました。

水状況下への充填イメージ図

エアモルタルは水に触れると材料分離を起こします。気泡 →セメント希釈水→モルタルの順に流出するため、モルタルが流出するまでの材料ロスと、その処分量が多い。
セメントベントナイトは管内帯水に触れると、セメント部が水に溶け込むことで濁りが生じ、濁水から流出する。セメントベン トナイトが流出するまでの材料ロスがあり、その処分も必要。
は管内帯水に触れても、材料分離等水に溶け 込むことがないため、流出時は帯水を押し出し、濁水の排出がほとんどなく充填できる。

水和熱の比較と変化

TM300zeroは、硬化水和熱の発生を抑制し、充填時の塩ビ管の変形等外部への影響を与えない安全な充填材です。
発泡スチロール内にデータローガ装置をセットし、水和熱の経過温度を測定。発泡スチロール内を2分割し、片方には比較のためCB(セメントベントナイト)液を入れた。 試験に使用したセメントベントナイトの配合
普通セメント
(kg/m³)
ベントナイト
(kg/m³)

(kg/m³)
練上り量
(リットル)
250 50 900 1,000
  • ベントナイトは立花M社製♯250を使用。
  • TM300zeroの配合は、配合例のとおり。

施工フロー及びプラント配置図

TM300zeroの施工実績を見る 株式会社 立花マテリアル